意匠:平清盛と安藝の宮島(一枚鱗)
佐伯景弘 宮島弁財天 龍 平清盛
製 :大正12年(1923)
作 :三代目絹常
小紫常三郎
地区:網干・魚吹八幡神社/西土井
所有:姫路市書写の里・美術工芸館
「匠の技−播州祭り屋台刺しゅう展」記念写真集
『意を縫い技を織る』収録 |
清盛の袴の部分が非常に細かく仕上げられ
ている。糸よりの技術を駆使する事により微
妙な色合いを表現し、袴の紫を徐々に淡く表
現したグラデーションは絶妙である。袴の模
様も金糸で多彩に表現されており、贅を尽く
した平清盛の容姿が遺憾なく発揮された逸品
で、三代目常三郎の最高傑作と言える。 |