「技・職人展 〜播州屋台装飾に見る平清盛〜」

【趣旨目的】今年(平成24年=2012)のNHK大河ドラマで注目を集
      める平清盛を中心に、父・平忠盛を描いた「祇園林夜
      雨」から源頼朝が行った大軍事演習「富士の巻狩り」
      まで、源平の盛衰27場面を年代順に、彫刻・刺繍・錺
      金具の名作50余点で辿る一大絵巻!

      又、屋台文化保存連絡会に寄贈されている実物屋台棟
      の鏡面を一面剥がし、初めて内部構造を展覧に供する。

【開催期間】平成24年6月30日〜7月1日=2日間
【開催場所】姫路文学館
【入場者数】 6,000名超

【実演展示】刺 繍:川村定弘師
      錺金具:竹内博之師
      彫 刻:
代目小河義保師・高場正良師・前田貴史師
          大木光師・棒谷雅敏師


【主  催】(社)姫路青年会議所
【後  援】姫路市・NHK 他
【企画制作】屋台文化保存連絡会

場面 場面紹介 部位 作者 出展地区 写真をクリックで拡大!
15 敦盛の最期 一の谷で源氏の奇襲を受け劣勢になった敦盛は、騎馬で海上の船に
逃げようとしたが、熊谷次郎直実が「敵に後ろを見せるは卑怯であ
りましょう、お戻りなされ」と呼び止める。敦盛が取って返すと、
直実は敦盛を馬から組み落とし、首を斬ろうと兜を上げると我子・
直家と同じ年頃の美しい若武者。直実は躊躇し敦盛を助けようと名
を尋ねるが、敦盛は「お前の為には良い敵だ、名乗らずとも首を掻
いて人に尋ねよ。速やかに取れ」と答え、直実は涙乍らに首を切っ
た。この事が、直実の出家の志を強めたという発心譚が語られる。

※平敦盛 :平清盛の弟・経盛の末子。従五位下。官職にはついて
      おらず、無官大夫と称された。
※熊谷直実:字は次郎。諱は直実。子に熊谷直家がいる。平家に仕
      えていたが、石橋山の戦いを契機として源頼朝に臣従
      し御家人となる。後に出家して蓮生と号した。
狭間 堤義法
(箔:砂川正二)
魚吹八幡神社
西土井