桜 木 に 赤 誠 を 記 す 忠 臣 高 徳
元弘2年(1332)2月、後醍醐天皇が隠岐に流される途次、勤皇の志篤き備前児島の住人・児島高徳は、天皇を迎え奮い奉らんとするも、叶わなかった為せめて自らの志を伝えようと、美作・院庄の御座所正面の桜木に赤誠を示す詩を大書した。