更に渋く播州の祭りの歴史を物語る有形・無形の
「文 化 財 広 場」

江戸時代から連綿と続いてきた播州の祭り。
そこには現在を生きる我々が次世代へ引き継いでいかなければならないものがある。

この広場では、先人の残してくれた有形・無形の文化財を学術的観点から展示展開できればと思っています。

無形文化財(クリックすれば動画・写真が表示されます)

兵庫県無形民俗文化財(平成元年3月31日指定)
姫路市無形民俗文化財(昭和63年2月29日指定)
大塩天満宮獅子舞
室町時代を起源とする、野趣溢れる勇壮な舞で、地舞と道中舞とがある。又、獅子は毛獅子と呼ばれる系統である。
兵庫県重要無形民俗文化財(平成18年3月3日指定)
姫路市無形文化財(平成4年10月3日指定)
松原八幡神社秋季例祭風流
環境庁「日本の音風景百選」(平成5年選定)
松 原 獅 子 檀 尻
江戸時代の絵馬に描かれている風流と、日本の祭りの伝統を堅持している事が評価され、祭礼全体が文化財として指定されている。
三基の神輿の露払いをする松原の獅子檀尻は、その荒々しい練りにより、見る者を驚愕させる。環境庁ではその太鼓の音を選定した。
姫路市無形文化財(平成4年10月3日指定)
兵庫県無形文化財(平成19年3月9日指定)
魚吹八幡神社秋季例祭風流
提 灯 練 り
氏子主導で、日本の祭りの伝統を堅持している事を評価され、祭礼全体が文化財として指定されています。中でも「提灯練り」は、約3mの竹竿の先に付けた提灯をぶつけ、ボロボロになるまで練り合うと云う奇祭である。
姫路市重要無形民俗文化財(平成13年8月23日指定)
浜の宮天満宮秋季例祭屋台練り台場差し
台 場 差 し
「指定記念式典&台場差し披露」写真集(平成13年9月24日)
安政2年(1855)に始められたと云われ、全国で唯一浜の宮でしか見る事が出来ない荒技。通常の差し上げた状態から「サイテバチョーサ」の掛け声と共に、頭上高く屋台を放り上げ台場の中の僅か24名で差し上げる。練り子への信頼と云う絆の成せる豪快かつ華麗な練り技である。
姫路市重要無形民俗文化財(平成16年9月1日指定)
 荒川神社例祭風流「秋祭り(小芋祭り)」
階 段 登 り
都市化が進んだ現代社会に、稲作過程に応じた祭礼行事が残っているとして、七月の「田休みの祭り(夏祭り)」、九月の「八朔祭り(田の実の節句)」、十月の「秋祭り(小芋祭り)」が一括で指定された。
姫路市無形民俗文化財(平成19年4月指定)
 恵美酒宮天満神社秋季例祭台場練り
台 場 練 り
台場練りは重さ1〜2tの屋台を、泥台に入った24人が肩で担ぐ力技で、幕末より今の形で行われていると見られるが、港町である飾磨津の生業に深く関りがあり、郷土の生み出した独創的な風流としての民俗文化である。

有形文化財
屋台文化保存連絡会では、将来の「播州屋台会館」建設へ備え、現存する有形の祭り・屋台文化保存に乗り出しました。
寄贈・寄託情報

祭・屋台文化に関わる装飾物・古文書等、
お心当たりが有りましたら、是非ご一報ください。
kisou@matsuri.gr.jp