3.各広場別考察/(4) 文化財広場

展示アイテム 部位 蒐集種別 評価
寄贈 寄託 貸出
蒲団屋根型屋台雲板
伊達綱・房・隅絞
その他

 ※その他=絵馬・絵巻物・古文書
雲板 1 0 0
伊達綱 6 6 14
0 4 4
隅絞 0 0 14
その他 0 0 12
考     察
@既寄贈物件に蒲団屋根型屋台の雲板がある事は、全国で唯一神輿屋根型屋台を有
 しているここ播州にとって、蒲団屋根型屋台⇒神輿屋根型屋台への変遷展示=地
 域固有文化の情報発信と云う非常に意義の有る展示が展開出来る。
A又現在の伊達綱は、概ね質朴な縄の様な物や房から転じたと云われているが、房
 ⇒伊達綱への変遷展示、伊達綱⇔隅絞の比較展示は勿論、唯一無二と思われる二
 股伊達綱を既に寄託物件として有しており、隅絞の蒐集(左程困難ではないと思
 われる)を行えば上記@と併せて、屋台学的見地からも大変に興味深い貴重な展
 示展開が可能である。
B更に絵馬・絵巻物・古文書は、古より連綿と今に繋がる祭禮の風俗・変遷を知る
 上で極めて貴重な展示展開が期待出来る。
C但し、絵馬の寄贈・寄託は困難であろうから企画展示に活用し、古文書・絵巻物
 は寄託を進展させ、常設展示が出来る様にする必要がある。