魚 吹 ・ 平 松 / 蒲 団 屋 台 雲 板

雲板天井面
  
鳳凰
本蒲団屋台の雲板であるが、現屋台(S4〜H12)以前に担がれていたもので、
四本柱の芯間が二尺二寸と小振りで、檀尻と共に練り出されて
いたと思われる。
雲板彫刻の作者等は現在のところ不明だが、図柄は番の鳳凰と鶴とが一面一羽彫られており、
仏壇彫刻(その昔、姫路は浪
速・広島と並び仏壇彫刻の本場であった。)の流れを汲んでいるものと思われ興味深い。
又播州一円の、蒲団屋根型屋台から神輿屋根型屋台への進化を探る上も貴重な資料と言える。