井 ノ 口 ・ 旧郷社 荒 川 神 社
大鳥居 本 殿
参道大鳥居 荒川神社祭礼図 大正10年(1921)
[平成13年]

小芋祭り史上初の6台練り。
創建年次
由  来 氏子の荒川地区は8世紀の『播磨風土記』に見える「伊和里」にあり、10世紀後半の「倭名類聚抄」に見える伊和郷がのち東西分郷されて成立した伊和西(岩西)郷にほぼ相当する。天皇家知行国であった播磨国衙領は鎌倉末期に後嵯峨院から持明院統に譲られ、伊和西(岩西)郷は応永5年(1398)伏見宮家領となった。江戸時代は姫路藩領で岩西社荒川大明神は町坪・岡田・西脇(現西庄)・井ノ口・中地6ヶ村の氏宮であった。神社は元三和山麓(手柄山)にあって承安2年(1172)平清盛の崇敬を伝え、嘉暦3年(1328)町坪に遷座、永享4年洪水流出、天文2年(1533)現在地に遷座、戦乱荒廃し元禄2年(1689)法輪寺朱印地に再建と云い、正徳元年(1711)現在地に再遷座し、時の姫路藩主榊原氏は境内地を徐地(無税地)とした。境内には享保8年(1723)寄進の手水鉢、享和2年(1802)寄進の狛犬があり、扁額は元姫路藩好古堂教授であった亀山雲平の書。旧郷社で水波能女大神・彦左知大神・手置帆負大神を祀る。
祭  神 水波能女大神・彦左知大神・手置帆負大神
姫路市指定
重要無形民俗文化財

【平成16年09月01日指定】
荒川神社例祭風流
・七月「田休みの祭り(夏祭り)」
・九月「八朔祭り(田の実の節句)」
・十月「秋祭り(小芋祭り)」
住  所 〒670-0983 姫路市井ノ口437
電  話 079(297)-6537
アクセス 姫路市営バス「井ノ口」下車西へ徒歩3分