播州飾磨彫刻師
 
二代目 松本義廣
 
姫路市飾磨区宮一二の三
 
元治元年(1864)〜昭和八年(1933)
  


彫師・松本義廣として確固たる地位を築き、屋台狭間は元より、特に寺社彫刻に数多くの名作を残す。
姫路市栗山に法円寺と云うお寺があるが、その山門を建立する時、寺総代が彫刻の本場大阪に出向き彫刻を依頼したところ、「地元播州に松本義廣あり」と教えられ、すぐさま飛んで帰り二代目を訪ね、山門彫刻の依頼をしたと聞く。
 


〔図:天の岩屋戸の変
〔製:大正初期〕
〔材:ヒノキ〕
〔寸: 200× 830× 270〕
〔所有:御津・大年神社/加家〕
〔祭礼日:10月9日・10日〕




〔図:鎮西八郎為朝の強弓
〔製:大正初期〕
〔材:ヒノキ〕
〔寸: 200× 830× 260〕
〔所有:御津・大年神社/加家〕
〔祭礼日:10月9日・10日〕

飾磨・浜の宮天満宮/宮が昭和3年(1928)、
昭和の御大典を記念し屋台を新調したのに伴い、御津・大年神社/加家に譲渡した。